枕草子232段 月のいと明かきに

よくたき 枕草子
中巻下
232段
月のいと
おほきにて

(旧)大系:232段
新大系:215段、新編全集:216段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず混乱を招くので、以後最も索引性に優れる三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:208段
 

段冒頭:月のいと明かき夜(旧全集)


 
 月のいと明かきに、川を渡れば、牛の歩むままに、水晶などの割れたるやうに、水の散りたるこそをかしけれ。
 
 

よくたき 枕草子
中巻下
232段
月のいと
おほきにて