枕草子216段 舞は

遊びわざは 枕草子
中巻下
216段
舞は
弾くものは

(旧)大系:216段
新大系:202段、新編全集:203段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず混乱を招くので、以後最も索引性に優れる三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:200段
 


 
 舞は 駿河舞。求子(もとめご)、いとをかし。

 太平楽(たいへいらく)、太刀などぞうたてあれど、いとおもしろし。唐土(もろこし)に敵(かたき)どちなどして舞ひけむなど聞くに。

 鳥の舞。抜頭(ばっとう)は髪ふりあげたる。まみなどはうとましけれど、楽(がく)もなほいとおもしろし。

 落蹲(らくそん)は二人して膝踏みて舞ひたる。こまがた。
 
 

遊びわざは 枕草子
中巻下
216段
舞は
弾くものは