古事記 雄略天皇~原文対訳

安康天皇 古事記
下巻
21代 雄略天皇
清寧天皇

目次
21代 雄略天皇(ゆうりゃく)

宮と系譜・事績

宮と系譜(長谷朝倉宮)
妻:大日下王の妹・若日下部王・子なしで大后呼称
妻:都夫良意富美の娘・韓比賣からひめ=あからさまな渡来人

皇后若日下部王物語

屋上の堅魚(カツオ)
日下の堅魚=魚虎・しゃちほこ? 燃やしたる!by雄略
大縣主白い犬献上→降伏と服従の象徴
若日下部王の歌 by雄略
若日下部王に犬をプレゼント。若日下部はが自分が仕えると言う
若日下の父大日下は言いがかりで雄略兄の安康帝に殺された
受け入れて、犬は返す

引田部赤猪子物語

引田部赤猪子
赤猪子(あかいこ)=赤子=ひっかけたベイべー(可愛い子)
八十年経過=老女
志都歌
♪①②ゆゆしき歌 by 雄略
♪③④クサカエの歌(盛りを返せ)
老いた盛りを追い返せ
吉野の舞子歌
♪ずっと若い子がいい(無茶振) だって俺は神だから(前振り)
蜻蛉島・あきずしまの歌
蜻蛉=とんぼ・かげろう
♪そらみつ大和の蜻蛉島
アキズ野(飽きないのぉ)

葛城山の一言主大神・現実の神の物語

葛城山の大猪歌(雄略木の上に逃げる。猪で前の話と無関係でない)
一言主大神(鏡の作用・鏡の神・神々の神。還矢の本)
現実の神に雄略屈服(=服を脱いで拝みたてまつる)
天皇が神や現人神というのではないことを明示したエピソード
日本書紀以降では神と天皇が仲良く狩りをするなど対等にし、
続日本紀以降天皇激怒で神を流刑扱いなど立場を反転させる
つまり安易な御用系には根本的に受け入れられない不敬な記述だった
人を超越した現実の神の信仰などなく、ただ権威付けの道具と方便

おど姫・三重の采女(うねめ)物語

金鉏岡の歌
♪女を金でスキにする歌
春日のおど姫(袁杼比賣)に会いに行く道中、逢った娘が岡に隠れる
天語歌①三重の采女→コボして粗相→こいつコ〇したる!
♪ちょっとまって神への陳情(みなコロコロしてます)
to 高光る日の御子(高木=高ムスビ=最高神の子機)
天語歌②大后若日下
♪高光る日の御子=大らかな大和の天皇に差し上げて♪ no~
でもこう言わんと助もコロ助(ころすけえ)。経験者語る
天語歌③雄略
モモシキの由来=現実の神はワシじゃないよ だって見たもん
ワシじゃないよ小鳥だよ
→宴会をするウズラやセキレイや庭雀が高光る宮人 え、天才?
なお「わし」は武田注も一言主に用いる普通の表現
袁杼比賣(おど姫)との歌
♪宇岐歌:コボすなよ~絶対コボすなよ~(振り)by雄略
♪志都歌:シズカにしろ。私は板になりたい(おどおど)

最期

雄略天皇陵(124歳・河内之多治比高鸇)
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