古事記 仲哀天皇陵~原文対訳

酒楽の歌 古事記
中巻⑦
14代 仲哀天皇
応神天皇の系譜 
原文 書き下し
(武田祐吉)
現代語訳
(武田祐吉)

帶中津日子
天皇之
御年。伍拾貳歳。
 およそこの
帶中津日子
たらしなかつひこの天皇の
御年五十二歳いそぢまりふたつ。
 すべて
タラシナカツ彦の天皇の
御年は五十二歳、
  (壬戌の年
六月十一日崩りたまひき)
壬戌みずのえいぬの年の
六月十一日にお隱れになりました。
御陵在
河内惠賀之
長江也。
御陵は
河内の惠賀ゑがの
長江ながえにあり。
御陵は
河内の惠賀えがの
長江にあります。
     
  皇后は
御年一百歳にして崩りましき。
皇后樣は
御年百歳でお隱かくれになりました。
  狹城さきの楯列たたなみの陵に
葬めまつりき。
狹城さきの楯列たたなみの御陵に
お葬り申し上げました。
酒楽の歌 古事記
中巻⑦
14代 仲哀天皇
応神天皇の系譜