原文 | 書き下し |
現代語訳 (下村湖人) |
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子曰 | 子曰く、 | 先師がいわれた。 |
不患人之不己知 | 人の己おのれを知らざるを患うれへず、 | 「人が自分を知ってくれないということは少しも心配なことではない。 |
患不知人也 | 人を知らざるを患ふるなり。 | 自分が人を知らないということが心配なのだ。」 |
※これは学而第一の1-1の最後「人不知而不慍 不亦君子乎(人ひと知しらずして慍うらみず、亦君子くんしならずや)」と対応しており、逆に言えば学而第一全体の趣旨が先頭章に象徴されていると言える。