源氏物語 篝火:巻別和歌2首・逐語分析

常夏 源氏物語
和歌一覧
各巻別内訳
27帖 篝火
野分

 
 源氏物語・篝火(かがりび)巻の和歌2首を抜粋し、現代語訳と歌い手を併記、原文対訳の該当部と通じさせた。

 

 内訳:1×2(源氏玉鬘)※最初最後
 

篝火・和歌の対応の程度と歌数
和歌間の文字数
即答 0  40字未満
応答 2首  40~100字未満
対応 0  ~400~1000字+対応関係文言
単体 0  単一独詠・直近非対応

※分類について和歌一覧・総論部分参照。

 

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 上下の句に分割したバージョン。見やすさに応じて。

 なお、付属の訳はあくまで通説的理解の一例なので、訳が原文から離れたり対応していない場合、より精度の高い訳を検討されたい。
 


  原文
(定家本校訂)
現代語訳
(渋谷栄一)
384
篝火
たちそふ恋の
こそ
世には絶えせぬ
炎なりけれ
〔源氏〕篝火と
ともに立ち上る恋の
煙は
永遠に消えることのない
わたしの思いなのです
385
行方なき
空に消ちてよ
篝火
たよりにたぐふ
とならば
〔玉鬘〕果てしない
空に消して下さいませ
篝火と
ともに立ち上る
煙とおっしゃるならば