源氏物語 匂兵部卿:巻別和歌1首・逐語分析

源氏物語
和歌一覧
各巻別内訳
42帖 匂兵部卿
紅梅

 
 源氏物語・匂兵部卿(におうひょうぶきょう・匂宮)巻の和歌1首を抜粋し、現代語訳と歌い手を併記、原文対訳の該当部と通じさせた。

 匂宮個人の和歌一覧はリンク先参照。なお、匂宮という巻でありながら、匂宮の歌はなく薫のみ一首である。

 

 内訳:1(=柏木の子=頭中将の孫)
 

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 上下の句に分割したバージョン。見やすさに応じて。
 


  原文
(定家本校訂)
現代語訳
(渋谷栄一)
590
おぼつかな
誰れに問はまし
いかにして
初めも果ても
知らぬわが身ぞ
〔薫:柏木の子〕はっきりしないことだ、
誰に尋ねたらよいものか
どうして
初めも終わりも
分からない身の上なのだろう