古事記~上巻・第四部(国つ神の国譲り)

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国譲りの物語
天忍穗耳命

上巻目次
(便宜上、部で区切っている)
上巻全文
第一部 第二部 第三部 第四部 第五部
天地開闢
三貴子
天照と
須佐之男
大国主と
根の国
堕落反逆
国譲り
ニニギと
ホオリ

 
 

第四部:目次
 

第四部:国譲りの物語

命が害われる話(堕落と反逆)

天忍穗耳命(オシホミミの命)
 天照の天命下降 天浮橋 
 しかし実はスサノオの子。以降の二者も同じ。
 スサノオが天照に誓約で自分の子を受け入れさせた。
 
天菩比神(アメノホヒ≒天若日。名前≒前の名)
 今度は高御產巢と天照の命。二神合わせ造化三神
 八百万の議も経、天命の絶対権威性を強調
 しかし大國主に媚びつき三年たって帰還せず
 なぜなら本質はスサノオの系譜だからである。
 大国主もスサノオの系譜であり地上の権力者を象徴
 なぜならスサノオはトツカ(長い)剣をもっていたから。
 
天若日子(アメノワカヒコ)
 次に下されたが、さらに堕ちる存在。
 天菩比が戻らない時点で天若日子には無理だがケジメのため
 天の波波矢:(天照からの)破魔矢のお守り
 しかし大国主の下照姫と一緒になり八年帰らず
 彼もまたスサノオの分身だからである。
 
雉名鳴女(キジナナキメ→キキシナナキメ)
 天からの使い・伝令。天若日子に報告を求めた。
 
天佐具売(あめのさぐめ。△探女)
 天若日子を補佐して具えている女=雇われソバメ
 名が後述の商売の泣女と掛かっている。
 雉の黙殺を進言→天若日子が射殺
 
還矢の本(かえしやのもと。はなちて・由来)
 血の矢が高木神ことタカムスビに届き、事情を悟る
 矢を返し、それが天若日子の胸中に当たり死亡
 これは中立の神が作動させている法則の例え 
 
哭女(なきめ)
 天若日子の葬儀。雉の泣役女(キジのナキメ)
 ウソ・サギも出し、口先だけ・偽りを強調
 悲シンダと思った直後、八日八夜遊びました
 天の家族も悲しみ地に降った(受肉)直後遊ぶ
 これが地上。物心つけば天など認めない
 
神度剣(かむどのつるぎ、大量:おおばかり)
 しんどけ(ん) おおばかばかり
 
タカヒコネの歌
 

国譲り:建御雷神の実力

建御雷神(たけみかづちのかみ)
剣の逆刺立
天の逆手 事代主神(ことしろぬしのかみ)
建御名方神(たけみなかたのかみ)
国譲り
天の眞魚咋(まなぐひ)