枕草子231段 よくたきしめたる薫物の

五月の菖蒲 枕草子
中巻下
231段
よくたきしめたる
月のいと

(旧)大系:231段
新大系:214段、新編全集:215段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず混乱を招くので、以後最も索引性に優れる三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:207段
 


 
 よくたきしめたる薫物の、昨日、一昨日、今日などは忘れたるに、ひきあげたるに、煙の残りたるは、ただいまの香よりもめでたし。
 
 

五月の菖蒲 枕草子
中巻下
231段
よくたきしめたる
月のいと