枕草子283段 単は

狩衣は 枕草子
下巻中
283段
単は
下襲は

(旧)大系:283段
新大系:264段、新編全集:265段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず混乱を招くので、以後は最も索引性に優れ三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:261段
 

段冒頭:男はなにの色の衣をも。単衣は(新大系)
単衣は(新旧全集)


 
 単(ひとへ)は 白き。日の装束の、くれなゐの単の袙(あこめ)など、かりそめに着たるはよし。されど、なほ白きを。

 黄ばみたる単など着たる人は、いみじう心づきなし。

 練色(ねりいろ)の衣どもなど着たれど、なほ単は白うてこそ。
 
 

狩衣は 枕草子
下巻中
283段
単は
下襲は