徒然草 和歌一覧 5首

題名の由来 徒然草
和歌一覧
全文

 
 徒然草の和歌一覧、5首。
 

 著者の兼好法師は和歌四天王とされるが、和歌は少ない。近いのは、枕草子319段・33首、宇治拾遺197話・19首。

 連歌・今様がないことも特徴と言えるか。
 

 先頭の数字は、原文の該当箇所にリンクしている。
 

 

  26段 風も吹きあへず
1 昔見し 妹が垣根は 荒れにけり
 つばなまじりの すみれのみして
  27段 御国ゆづりの節会
2 殿守の とものみやつこ よそにして
 掃はぬ庭に 花ぞ散りしく
  62段 延政門院いときなく
3 ふたつもじ 牛の角もじ すぐなもじ
 ゆがみもじとぞ 君はおぼゆる
  67段 加茂の岩本、橋本は
4 月をめで 花をながめし いにしへの
 やさしき人は ここにありはら
  138段 祭過ぎぬれば
5 かくれども かひなき物は もろともに
 みすの葵の 枯葉なりけり