紫式部集61 つれづれと:原文対訳・逐語分析

60憂きことを 紫式部集
第六部
初々し出仕

61つれづれと
異本ナシ
62わりなしや
原文
(実践女子大本)
現代語訳
(渋谷栄一)
注釈
【渋谷栄一】
返し、  返歌、  
     
つれづれと 所在なく 【つれづれと】-この歌、古本系陽明文庫本にはナシ。
長雨降る日は 長雨が降るのを眺めながら送る日は 【長雨降る】-「長雨降る」と「眺め経る」の掛詞。
青柳の 青柳のように  
いとど憂き世に ますます嫌な世の中に  
乱れてぞ経る 悩まされて日を送っています