枕草子164段 たのもしげなきもの

昔おぼえて 枕草子
中巻中
164段
たのもしげ
読経は

(旧)大系:164段
新大系:157段、新編全集:158段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず混乱を招くので、以後、三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:168段
 


 
 たのもしげなきもの 心みじかく、人忘れがちなる婿の、つねに夜離れする。そらごとする人の、さすがに人のことなし顔にて大事請けたる。風はやきに帆かけたる舟。七八十ばかりなる人の、心地あしうて、日頃になりたる。
 
 

昔おぼえて 枕草子
中巻中
164段
たのもしげ
読経は