枕草子48段 をのこは、また随身こそ

主殿司 枕草子
上巻中
48段
をのこは
職の御曹司の西面

(旧)大系:48段
新大系:45段、新編全集:46段
(以上全て三巻本系列本。しかし後二本の構成は2/3が一致せず、混乱を招くので、三巻本理論の根本たる『(旧)大系』に準拠すべきと思う)
(旧)全集=能因本:56段
 

新大系段冒頭:おのこは


 
 をのこは、また、随身こそあめれ。いみじう美々しうてをかしき君たちも、随身なきはいとしらじらし。弁などは、いとをかしき官に思ひたれど、下襲の裾みじかくて随身のなきぞいとわろきや。