原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子曰 | 子曰く、 | 先師がいわれた。 |
齊一變 | 斉せい一変ぺんせば | 「斉せいが一飛躍したら |
至於魯 | 魯ろに至いたらん、 | 魯のようになれるし、 |
魯一變 | 魯ろ一変ぺんせば | 魯が一飛躍したら |
至於道 | 道みちに至いたらん。 | 真の道義国家になれるのだが。」 |
○ 斉は富国強兵主義の国で道義に欠くるところがあり、魯はさすがに周公の後だけあつて道義を重んずる風はあつたが、とかく形式に流れ、魂がこもつていなかつたので、孔子はそれをもどかしく思つたのであろう。