論語17-3 子曰 唯上知与下愚 不移:原文対訳

習相遠也 論語
陽貨第十七
3
上知与下愚
牛刀
原文 書き下し
漢文叢書
現代語訳
下村湖人+【独自】
要検討
子曰 子曰く、  先師がいわれた。

上知與
下愚
唯たゞ
上知じやうちと
下愚かぐとは
「最上位の賢者と、
最下位の愚者
だけは、
不移也 移うつらず。 【入れかわらない】
    ×永久に変らない。」

 
【本章は、前章の「性相近きなり、習い相遠きなり」と一続きで読む。】
 

習相遠也 論語
陽貨第十七
3
上知与下愚
牛刀

下村湖人による注釈

 
○ 原文の「不移」は「上知」にとつては「求道心の不変なること」を意味し、「下愚」にとつては「愚昧の不変なること」を意味する。

○ 本章もまた、「上知と下愚とは移らず」という文語訳を、そのまま生かしたい言葉である。