論語10-2 朝与下大夫言侃侃如也:原文対訳

孔子於郷党 論語
郷党第十
2
君召
原文 書き下し
漢文叢書
現代語訳
下村湖人
要検討


下大夫
朝てうにて
下大夫かたいふ

言いへば、
 朝廷で、
下大夫とは、
侃侃如也 侃侃如かんかんじよたり。 心置きなく率直に意見を交換され、

上大夫
上大夫じやうたいふ
と言いへば、
上大夫に対しては、
誾誾如也 誾誾如ぎんぎんじよたり。 おだやかに、しかも正確に所信を述べられる。
君在 君きみ在いませば、 そして国君がお出ましの時には、
踧踖如也 踧踖如しゆくせきじよたり、 恭敬の念をおのずから形にあらわされるが、
與與如也 与与如よよじよたり。 それでいて、固くなられることがない。
孔子於郷党 論語
郷党第十
2
君召