原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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孔子 於鄕黨 |
孔子こうし 郷党きやうたうに於おいて、 |
孔先生は、 自宅に引きこもっておいでの時には、 |
恂恂如也 | 恂恂如じゆんじゆんじよたり。 | 単純素樸なご態度で、 |
似 不能言者 |
言いふ能あたはざる者ものに 似にたり。 |
お話などまるでお出来にならない かのように見える。 |
其在 宗廟 朝廷 |
其その 宗廟そうべう 朝廷てうていに 在ありては、 |
ところが、 宗廟や 朝廷に お出になると、 |
便便言 | 便便べんべんとして言いふ。 | いうべきことは堂々といわれる。 |
唯謹爾 | 唯ただ謹つゝしめり。 | ただ慎しみだけは決してお忘れにならない。 |