原文 | 書き下し |
現代語訳 【独自】 |
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子曰 | 子曰く、 | 孔子曰く、 |
攻乎 異端 |
異端いたんを 攻をさむるは、 |
「異端を 攻撃しても |
斯 害 也已 |
斯これ 害がい あるのみ。 |
これには (もろもろ)害 しかない。」 |
×下村湖人訳 先師がいわれた。 「異端の 学問をしても 害だけしかない。」 |
本章における「異端」の意味は一般的な意味で問題ない。一般に通説ではない、つまり誤りとみなされる少数意見。これ以上の論述を展開しても議論の実益はないと思う。
問題は「攻」の理解であり、ここで世の解釈が大きく分かれる。