原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子路 宿 於石門 |
子路しろ 石門せきもんに 宿しゆくす。 |
子路が 石門せきもんに 宿って、 翌朝関所を通ろうとすると、 |
晨門曰 | 晨門しんもん曰く、 | 門番がたずねた。 |
奚自 | 奚いづれよりすと。 | 「どちらからおいでですかな。」 |
子路曰 | 子路しろ曰いはく、 | 子路がこたえた。 |
自孔氏 | 孔氏こうしよりす。 | 「孔家のものです。」 |
曰 | 曰いはく、 | すると門番がいった。 |
是 知其不可而 爲之者與 |
是これ 其その不可ふかを知しりて 之これを為なす者か。 |
「ああ、あの、 だめなことがわかっていながら、 思いきりわるくまだやっている人 のうちの方ですかい。」 |