原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子路問 | 子路しろ問とふ。 | 子路がたずねた。 |
曰 | 曰いはく、 | |
何如斯可謂之『士』矣 | 如何いかなる斯これ之これを士しと謂いふ可べきか。 | 「どういう人物を士というのでございましょう。」 |
子曰 | 子曰く、 | 先師がこたえられた。 |
切切偲偲、怡怡如也 | 切切偲偲怡怡如せつせつししいいじよたり、 | 「こまやかな情愛、かゆいところに手のとどくような親切心、春風のようにやわらかで温かい物ごし、 |
可謂『士』矣 | 士しと謂いふ可べし | そうしたものが士にはそなわっていなければならない。 |
朋友切切偲偲 | 朋友ほういうには切切偲偲せつせつししたり、 | とりわけ朋友に対しては情をこまやかにして、懇切に交るがいいし、 |
兄弟怡怡 | 兄弟きやうだいには怡怡いいたり | 兄弟に対しては顔色をやわらげることに気をつけるがいい。」 |