原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子曰 | 子曰く、 | 先師がいわれた。 |
可與共學 | 共ともに学まなぶ可べきも、 | 「共に学ぶことの出来る人はあろう。 |
未可與適道 | 未いまだ興ともに道みちに適ゆく可べからず。 | しかし、その人たちが共に道に精進することの出来る人であるとは限らない。 |
可與適道 | 興ともに道みちに適ゆく可べきも、 | 共に道に精進することの出来る人はあろう。 |
未可與立 | 未いまだ興ともに立たつ可べからず。 | しかし、その人たちが、いざという時に確乎たる信念に立って行動を共にしうる人であるとは限らない。 |
可與立 | 興ともに立たつ可べきも、 | 確乎たる信念に立って行動を共にしうる人はあろう。 |
未可與權 | 未いまだ興ともに權けんす可べからず。 | しかし、その人たちが、複雑な現実の諸問題に当面して、なお事を誤らないで共に進みうる人であるとは限らない。」 |