論語9-14 子欲居九夷:原文対訳

美玉 論語
子罕第九
14
九夷
楽正
原文 書き下し
漢文叢書
現代語訳
下村湖人
要検討

欲居
九夷
子し
九夷きういに
居をらんと欲ほつす。
 先師が道の行われないのを歎じて
九夷きゅういの地に
居をうつしたいといわれたことがあった。
或曰 或あるひと曰いはく、 ある人がそれをきいて先師にいった。
陋ろうなり、 「野蠻なところでございます。
如之何 之これを如何いかにせん。 あんなところに、どうしてお住居が出来ましょう。」
子曰 子曰く、  すると先師はいわれた。
君子居之 君子くんし之これに居をらば、 「君子が行って住めば、
何陋之有 何なんの陋ろうか之れ有あらん。 いつまでも野蠻なこともあるまい。」
美玉 論語
子罕第九
14
九夷
楽正