原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子曰 | 子曰く、 | 先師がいわれた。 |
臧文仲 居蔡 |
臧文仲ぞうぶんちう 蔡さいを居おく、 |
「臧文仲ぞうぶんちゅうは、諸侯でもないのに、 国の吉兆を占う蔡さい(卜亀)をもっている。 |
山節 藻梲 |
節せつを山やまにし 梲せつを藻もにす、 |
しかもそれを置く節せつ (室の柱の頭の桝形(ますがた))には 山の形を刻み、 梲せつ(梁上の小柱)には 水草の模様を描いている |
が、それは天子の廟の装飾だ。 世間では彼を知者だといっているが、 こんな身の程知らずが、 |
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何如 其知也 |
如何いかんぞ 其それ知ちならん。 |
何で知者といえよう。」 |