原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子 謂 子產 |
子し 子産しさんを 謂いふ、 |
先師が 子産のことを評して いわれた。 |
有 君子之道 四焉 |
君子くんしの道みち 四 有り、 |
「子産しさんは、 為政家の守るべき四つの道を よく守つている人だ。 |
其 行己也 恭 |
其の 己おのれを行おこなふや 恭きよう、 |
彼は先ず第一に 身を持すること 恭謙である。 |
其 事上也 敬 |
其の 上かみに事つかふるや 敬けい、 |
第二に 上に仕えて 敬慎である。 |
其 養民也 惠 |
其の 民たみを養やしなふや 恵けい、 |
第三に 人民に対して 慈恵を旨としている。 |
其 使民也 義 |
其その 民たみを使つかふや 義ぎと。 |
そして第四に 人民の使役の仕方が 公正である。」 |