論語11-9 顔淵死 子哭之慟:原文対訳

顏淵死子曰 論語
先進第十一
9
顏淵死子哭
顏淵死門人欲
原文 書き下し
漢文叢書
現代語訳
下村湖人
要検討
顏淵死 顏淵死しす。  顔渕が死んだ。
子哭之慟 子し之これを哭こくして慟どうす。 先師はその霊前で声をあげて泣かれ、ほとんど取りみだされたほどの悲しみようであった。
從者曰 從者じゆうしや曰いはく、 お供の門人が、あとで先師にいった。
子慟矣 子し慟どうせり。 「先生も今日はお取りみだしのようでしたね。」
     
曰いはく  先師がこたえられた。
有慟乎 慟どうする有あるか、 「そうか。取りみだしていたかね。
非夫人之爲慟 夫かの人ひとの為ために慟どうするに非あらずして、 だが、あの人のためになげかないで、
而誰爲 而しかして誰たれが為ためにせん。 誰のためになげこう。」
顏淵死子曰 論語
先進第十一
9
顏淵死子哭
顏淵死門人欲