原文 実践女子大本 (定家本系筆頭) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
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返し、 | 返歌、 | 【返し】-一二〇番歌に対する返歌。友人の女房。 |
挑む人 | 相撲に挑む人が | |
あまた聞こゆる | 大勢いると聞こえた | |
百敷の | 宮中の | |
相撲憂しとは | 相撲が中止になって、どんなに残念なことかと分っていただけるでしょうか、 | 【相撲憂し】-相撲が雨で中止になって残念の意。「相撲」に「住まひ」を掛ける。「すまゐ」は平安の仮名遣い。 |
思ひ知るやは | 宮仕え生活の辛さも思い知られましょう | 【思ひ知るやは】-係助詞「やは」疑問の意。 |
雨降りて、 | 雨が降って、 | |
その日は御覧とどまりにけり。 | 当日は帝の御覧が中止になってしまった。 | |
あいなの公事どもや。 | つまらい公事であったわ。 | |