原文 (実践女子大本) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
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門叩きわづらひて | わたしの家の門を叩きあぐねて | 【門叩きわづらひて帰りにける人】-夫宣孝の死後に言い寄った男かといわれる。 |
帰りにける人の、 | 帰っていった人が、 | |
つとめて、 | 翌朝、 | |
世とともに | ||
荒き風吹く | いつも荒い風が吹く | |
西の海も | 西の海にも | 【西の海】-西国に国司となったことのある人であろう、とされる。 |
磯辺に波は | その磯辺に波の | |
寄せずとや見し | 寄せないことがありましょうか | 【寄せずとや見し】-係助詞「や」疑問、反語表現。寄せないと見ましたか、寄せるでしょう。 |