原文 (実践女子大本) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
---|---|---|
夜中ばかりに、 | 夜半ごろに、 | |
又、 | 再び、 | |
たけからぬ | 立派でもなく | |
人数なみは | 人数にも入らぬわたしは、 | 【たけからぬ人数なみ】-立派でなく人数に入らぬ。「なみ」はないので、の意と「波」を響かす。「なみ」は「池」の縁語。 |
わきかへり | 沸き返らせて、 | 【わきかへり】-「かへり」は「波」の縁語。水が湧くに、腹を立てる意を掛ける。 |
みはらの池に | みはらの池の | |
立てどかひなし | 腹を立てましたが、あなたには負けましたよ | 【みはらの池に立てど】-腹を立てる。「立つ」は「波」の縁語。 |