原文 (実践女子大本) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
---|---|---|
返しは、 | 返歌は、 | |
西の海の人なり。 | 西の海へ行った人である。 | |
行きめぐり | 遠くへ行っても廻って | |
誰れも都に | 都に、 | |
鹿蒜山 | 鹿蒜山ではありませんが、帰ってきますが | 【鹿蒜山】-「鹿蒜(かへる)山」は越前国の歌枕。「帰る」を掛ける。 |
五幡と聞く |
また五幡ではありませんが、 何時のことかと聞くだけでも |
【五幡】-「五幡(いつはた)」は越前国の地名。 「何時(いつ)」副詞「はた」を掛ける。 |
ほどのはるけさ | はるか先に思われます | |