即答 | 0 | 40字未満 |
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応答 | 2首 | 40~100字未満 |
対応 | 0 | ~400~1000字+対応関係文言 |
単体 | 2首 | 単一独詠・直近非対応 |
※分類について和歌一覧・総論部分参照。
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上下の句に分割したバージョン。見やすさに応じて。
なお、付属の訳はあくまで通説的理解の一例なので、訳が原文から離れたり対応していない場合、より精度の高い訳を検討されたい。
原文 (定家本校訂) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
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386 独 |
おほかたに 荻の葉過ぐる 風の音も 憂き身ひとつに しむ心地して |
〔明石〕ただ普通に 荻の葉の上を通り過ぎて行 く風の音も つらいわが身だけには しみいるような気がして |
387 贈 |
吹き乱る 風のけしきに 女郎花 しをれしぬべき 心地こそすれ |
〔玉鬘〕吹き乱す 風のせいで 女郎花は 萎れてしまいそうな 気持ちがいたします |
388 答 |
下露に なびかましかば 女郎花 荒き風には しをれざらまし |
〔源氏〕下葉の露に なびいたならば 女郎花は 荒い風には 萎れないでしょうに |
389 贈:独 |
風騒ぎ むら雲まがふ 夕べにも 忘るる間なく 忘られぬ君 |
〔夕霧→雲居雁〕風が騒いで むら雲が乱れる 夕べにも 片時の間もなく 忘れることのできないあなたです |