即答 | 2首 | 40字未満 |
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応答 | 0 | 40~100字未満 |
対応 | 2首 | ~400~1000字+対応関係文言 |
単体 | 0 | 単一独詠・直近非対応 |
※分類について和歌一覧・総論部分参照。
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上下の句に分割したバージョン。見やすさに応じて。
なお、付属の訳はあくまで通説的理解の一例なので、訳が原文から離れたり対応していない場合、より精度の高い訳を検討されたい。
原文 (定家本校訂) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
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380 贈 |
撫子の とこなつかしき 色を見ば もとの垣根を 人や尋ねむ |
〔源氏〕撫子の花の色のように いつ見ても美しい あなたを見ると 母親の行く方を 内大臣は尋ねられることだろうな |
381 答 |
山賤の 垣ほに生ひし 撫子の もとの根ざしを 誰れか尋ねむ |
〔玉鬘〕山家の賤しい 垣根に生えた 撫子のような わたしの母親など 誰が尋ねたりしましょうか |
382 贈 |
草若み 常陸の浦の いかが崎 いかであひ見む 田子の浦波 |
〔近江君→弘徽殿女御〕未熟者ですが、 いかがでしょうかと 何とかしてお目にかかりとうございます |
383 代答 |
常陸なる 駿河の海の 須磨の浦に 波立ち出でよ 筥崎の松 |
〔中納言君〕常陸にある 駿河の海の 須磨の浦に お出かけくだい、 箱崎の松が待っています |