相夫恋といふ楽は、女、男を恋ふる故の名にはあらず、本は相府蓮、文字の通へるなり。 晋の王倹、大臣として、家に蓮を植ゑて愛せし時の楽なり。 これより、大臣を蓮府といふ。
廻忽も廻鶻なり。 廻鶻国とて、夷の、こはき国あり。 その夷、漢に伏して後に、来りて、己れが国の楽を奏せしなり。