俳 句 |
『おくのほそ道』 素龍清書原本 校訂 |
『新釈奥の細道』 |
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羽黒を立ちて、鶴が岡の城下、 | 羽黑を立て鶴か岡の城下 | |
永山氏重行といふ節の家に迎へられて、 | 長山氏重行といふものゝ家にむかへられて | |
俳諧一巻あり。 | 俳諧一卷あり | |
左吉もともに送りぬ。 | 佐吉もともに送りぬ | |
川舟に乗つて酒田の港に下る。 | 川舟にのりて酒田のみなとに下る | |
淵庵不玉といふ | 淵庵不玉といふ | |
医師の許を宿とす。 | くすしのもとをやどとす一本許に宿すトアリ | |
♪ 38 |
あつみ山や 吹浦かけて 夕涼み | あづみ山吹浦かけてゆふすゞみ |
♪ 39 |
暑き日を 海に入れたり 最上川 | 暑日一本き字アリを海に入たりもがみ川 |