大和物語 第六部 149~169段 目次

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 大和物語 第六部 目次:章題対照
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149 沖つ白浪 沖つ白浪
150 猿沢の池
猿澤の池 猿沢の池 地歌
151 人麻呂 紅葉の錦 ×
152 陸奥国磐手 いはで思ふ
153 嵯峨の帝 藤袴
154 ゆふつけどり ゆふつけ鳥
155 あさか山 安積山 山の井の水 ×
156 姥捨山
姥捨 地歌
157 馬ぶね 馬槽
158 われもしか 鹿の声 鹿鳴く声 × ×
159 染殿の内侍 雲鳥の紋
160 在中将 秋萩
161 ひじき物 小塩の山
162 忘れ草 忘れ草 忍ぶ草
163 秋なき時 菊の根 ×
164 かざりちまき かざりちまき
165 つひにゆく つひに行く道
166 よしある車 女車の人 ×
167 女の衣 雉雁鴨
168a 良少将 僧正遍照 苔の衣 ×
168b 小野小町
苔の衣

168c 法師の子は
169 井手 井手をとめ 井手のをとめ × ×

 

※「良少将」と言う呼称(良岑宗貞=遍照の本名の頭一字から取った)は在原業平の「在中将」に由来するパラレルの呼称と解し、「平中」も同様で、いずれも大和物語由来と解する。伊瀬物語でこの種の略称は「在五中将」(同63段)だけだが、この呼称の影響が非常に強かったために次々と亜流が出て来て、最終的に清少納言や紫式部(当初、藤式部とも言った)に至ったと言える。そして彼女ら以降その種の呼称は世に流布していないことも、歌物語由来であることを裏付けている(以上独自)。