大和物語38段:先帝の五のみこの御むすめ

出雲 大和物語
第二部
38段
壱岐守の妻
朝顔は

登場人物

 
 ♪♀先帝の五のみこの御むすめ一条の君=壱岐守の妻(清和天皇皇子貞平娘・京極御息所女房)
 ♀京極の御息所(藤原褒子)

原文

 
 
 先帝の五のみこの御むすめ、
 一条の君といひて、
 京極の御息所の御もとに、さぶらひ給ひけり。
 
 よくもあらぬことありて、まかで給ひて、
 壱岐守の妻にていますかりて、
 

♪51
  たまさかに とふ人あらば わたの原
  嘆きほにあげて いぬとこたへよ

 
 

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壱岐守の妻
朝顔は