♪堤の中納言(藤原兼輔:三十六歌仙:百人一首27歌人) 院の帝
堤の中納言、 内の御使にて、 大内山に、院の帝おはしますにまゐり給へり。 もの心ぼそげにておはします、いとあはれなり。 高き所なれば、 雲は下よりいとおほく立ちのぼるやうに見えければ、 かくなむ。
♪48 白雲の ここのへに立つ 峰なれば 大内山と いふにぞありける