♪故右京の大夫宗于の君(源宗于:三十六歌仙:百人一首28歌人) 亭子の帝(宇多天皇)
故右京の大夫宗于の君、 なりいづべきほどに、 わが身のえなりいでぬことと思ひ給ひけるころほひ、
亭子の帝に、 紀伊国より石つきたる海松をなむ奉りけるを題にて、 人々歌詠みけるに、
右京の大夫、
♪42 沖つ風 ふけゐの浦に 立つ浪の なごりにさへや われはしづまむ