原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子曰 不仁者 |
子曰く、 不仁者ふじんしやは |
先師がいわれた。 「不仁な人間は、 |
不可 以久 處約 |
以もつて久ひさしく 約やくに處をる 可べからず、 |
長く逆境に 身を処すことも 出来ないし、 |
不可 以長 處樂 |
以もつて長ながく 楽らくに處をる 可べからず、 |
また長く 順境に身を処することも 出来ない。 |
×それが出来るのは仁者と知者であるが、 | ||
仁者 安仁 |
仁者じんしやは 仁に安やすんじ、 |
仁者は どんな境遇にあっても、 仁そのものに安んずる ×が故にみだれないし、 |
知者 利仁 |
知者ちしやは 仁を利りす。 |
知者は 仁の価値を知って ×努力するが故にみだれない。」 |