本篇は、他の諸篇とちがつて、語録ではない。 孔子の風采・態度・日常の起居動作等を、門人の誰かが描写したものである。
従つて、ここでは「先師」という訳語をさける。 なお特殊の場合をのぞき現在形に訳することにした。(以上、下村湖人)
章 | 冒頭・キーワード |
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1 | 孔子於郷党恂恂如也 |
2 | 朝与下大夫言侃侃如也 |
3 | 君召使擯色勃如也 |
4 | 入公門鞠躬如也 |
5 | 執圭鞠躬如也 |
6 | 君子不以紺緅飾 紅紫不以爲褻服 |
7 | 斉必有明衣布也 |
8 | 食不厭精膾不厭細 |
9 | 席不正不坐 |
10 | 郷人飲酒杖者出斯出矣 |
11 |
問人於他邦再拝而送之 ~康子饋薬拝而受之 |
12 | 厩焚 子退朝 曰 傷人乎 不問馬 |
13 |
君賜食必正席先嘗之 ~侍食於君君祭先飯 ~疾君視之東首加朝服拖紳 ~君命召不俟駕行矣 |
14 | 入太廟毎事問 |
15 | 朋友死無所帰 |
16 |
寝不尸居不容 ~子見斉衰者雖狎必変 |
17 | 升車必正立執綏 |
18 | 色斯挙矣翔而後集 曰山梁雌雉 |
※改行した箇所は岩波文庫で独立した章立てにされる部分(そうして10-23まで分けられる)。
しかし漢文叢書と國譯漢文大成、及び下村湖人という一昔前の章立ては一致して18章構成。