原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人+【独自】 要検討 |
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曾子曰 | 曾子そうし曰く、 | 曾先生がいわれた。 |
以能問於不能 | 能のうを以て不能ふのうに問とひ、 | 「有能にして無能な人に教えを乞い、 |
以多問於寡 | 多おほきを以て寡すくなきに問とひ、 | 多知にして少知の人にものをたずね、 |
有若無 | 有あれども無なきが若ごとくし、 | 有っても無きが如く内に省み、 |
實若虛 | 實みつれども虚むなしきが若ごとくし、 | 充実していても空虚なるが如く人にへり下り、 |
犯而不校 | 犯おかさるゝも校はからず。 | 無法をいいかけられても相手になって曲直を争わない。 |
昔者吾友 | 昔者むかし吾わが友とも | 【昔の私の友達(複数or一人)は |
嘗 從事 於斯 矣 |
嘗かつて 斯こゝに 從事じゆうじ せり。 |
かつて そういうことに 従事(専念)して いたのだが(今の人は違うようだ)】 |
/國譯漢文大成 昔者せきしや吾わが友とも 嘗かつて 斯ここに 從事したがへり |
×そういうことの出来た人が かって私の友人にあったのだが。」 |