原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人 要検討 |
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子曰 | 子曰く、 | 先師がいわれた。 |
『善人 爲邦 百年 |
善人ぜんにん 邦くにを為をさむること 百年ひやくねんならば、 |
「古語に、単なる 善人に過ぎないような人でも、もしその人が 百年間 政治の任にあたることが出来たら、 |
亦可以 勝殘 去殺 矣』 |
亦また以もつて 殘ざんに勝かち 殺さつを去さる 可べしと。 |
人間の残忍性を矯め、 死刑のような極刑を用いない でもすむようになる、 |
誠哉 是言也 |
誠まことなるかな 是この言げんや。 |
とあるが、 まことにその通りだ。」 |