本篇はわずかに三章から成つている。
第一章は直接孔子とは関係なく、古帝王の道を述べたもので、おそらく論語の篇者が、全体の結語のつもりで書いたのであろうといわれている。 この説に従うと、あとの二章は、後世になつてつけ加えられたものだということになる。(以上、下村湖人)