原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人+【独自】 要検討 |
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子謂 南容 |
子し 南容なんようを謂いふ。 |
また先師は 南容なんようを評していわれた。 |
○南容=孔子の門人。 名は适(カツ)。字は子容(しよう)。 「あの人物なら、 |
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邦 有道 不廢 |
邦くに 道みちあれば 廃すてられず、 |
国が 治っている時には 必ず用いられるであろうし、 |
邦 無道 |
邦くに 道みち無なきも |
国が 乱れていても |
免於 刑戮 |
刑戮けいりくを 免まぬがると。 |
刑罰を 【免れる】 うけるようなことは決してあるまい。」 |
【前章で獄中にあった公冶長と対比】 | ||
以 其兄之子 妻之 |
其兄あにの子こを 以もつて 之れに妻めあはす。 |
そして 兄上の娘を 彼の嫁にやられた。 |