原文 |
書き下し 漢文叢書 |
現代語訳 下村湖人+【独自】 要検討 |
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魯人 爲長府 |
魯人ろじん 長府ちやうふを為つくる。 |
魯ろの当局が 長府ちょうふを改築しようとした。 |
閔子騫曰 | 閔子騫びんしけん曰いはく、 | それについて、閔子騫びんしけんがいった。 |
仍舊貫 | 旧貫きうくわんに仍よらば | 「これまでの建物を修理したら |
如之何 | 之これを如何いかん、 | いい【のではないか】。 |
何必改作 | 何なんぞ必かならずしも改あらため作つくらん。 | 何も改築する必要はあるまい。」 |
子曰 | 子曰く、 | 先師はそれを伝えきいていわれた。 |
夫人不言 | 夫かの人ひとは言いはず、 | 「あの男はめったに物をいわないが、 |
言必有中 | 言いへば必かならず中あたる有り。 | いえば必ず図星にあたる。」 |