原文 (実践女子大本) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
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返し、 | 返歌、 |
【返し】-作者の侍女。 〈集成「侍女の歌であろう」 新大系「年配の侍女か乳母の作であろう」 新大系のように文言に根拠がない推測。特定する意味もない〉 |
ことわりや | ごもっともですね、 | 【ことわり】-「ことはり」は平安の仮名遣い。 |
君が心の | 夫君〈あなた〉の心が | 〈新大系・集成は君を「あなた」とし、妥当〉 |
闇なれば | 迷っているので | 【心の闇】-歌語「心の闇」は、恋に惑う、異性に惑う。煩悩。 |
鬼の影とは | 心の鬼の影を | |
しるく見ゆらむ | はっきりと見えるのでしょう | |