原文 (実践女子大本) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
注釈 【渋谷栄一】 |
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返し、 | 返歌は、 | |
又の年もてきたり。 | 翌年に持って来た。 | 【又の年】-紫式部が越前に下り、女友だちが西の海に下った翌年、すなわち長徳三年(九九七)。 |
行きめぐり | めぐり | |
逢ふを松浦の | 逢うことを待つという、松浦の | 【松浦の鏡】-「松浦」に「待つ」を掛ける。 |
鏡には | 鏡の神に対して | |
誰れをかけつつ | 誰を心にかけつつ | 「鏡」と「かける」は縁語。 |
祈るとか知る | 祈っているとあなたはお分かりでしょうか | 【祈るとか知る】-係助詞「か」疑問、「知る」連体形、係結びの法則。 |