即答 | 0 | 40字未満 |
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応答 | 0 | 40~100字未満 |
対応 | 2首 | ~400~1000字+対応関係文言 |
単体 | 1首 | 単一独詠・直近非対応 |
※分類について和歌一覧・総論部分参照。
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上下の句に分割したバージョン。見やすさに応じて。
なお、付属の訳はあくまで通説的理解の一例なので、訳が原文から離れたり対応していない場合、より精度の高い訳を検討されたい。
原文 (定家本校訂) |
現代語訳 (渋谷栄一) |
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271 独 |
行くと来と せき止めがたき 涙をや 絶えぬ清水と 人は見るらむ |
〔空蝉〕行く時も帰る時にも 逢坂の関で、せきとめがたく流れる わたしの涙を 絶えず流れる関の清水と 人は見るでしょう |
272 贈 |
わくらばに 行き逢ふ道を 頼みしも なほかひなしや 潮ならぬ海 |
〔源氏〕偶然に 近江路でお逢いしたことに 期待を寄せていましたが それも効ありませんね、 やはり潮海ではないから |
273 答 |
逢坂の 関やいかなる 関なれば しげき嘆きの 仲を分くらむ |
〔空蝉〕逢坂の 関は、いったいどのような 関なのでしょうか こんなに深い嘆きを起こさせ、 人の仲を分けるのでしょう |