俳
句
|
『おくのほそ道』
素龍清書原本 校訂
|
『新釈奥の細道』
|
|
十一日、瑞巌寺に詣づ。
|
十一日端岩寺に詣
|
|
当寺三十二世の昔、
|
當寺三十二世のむかし
|
|
真壁の平四郎、出家して
|
眞壁の平四郞出家して
|
|
入唐、帰朝の後開山す。
|
入唐歸朝の後開山す
|
|
その後に、
|
|
|
雲居禅師の徳化によりて、
|
雲居禪師の德化によりて
|
|
七堂甍改まりて、
|
七堂いから改りて
|
|
金壁荘厳光を輝かし、
|
金壁壯嚴光かゝやき
|
|
仏土成就の大伽藍とはなれりける。
|
佛土成就の大伽藍とはなれりける
|
|
かの見仏聖の寺はいづくにやと慕はる。
|
彼見佛聖の寺はいづくにやと慕はる
|